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  • うどんの話
2016.03.22

うどんのはなし

うどん類のはじまり

うどんの原料である小麦は人類最古の作物とされています。

小麦の文化は中国で発展を遂げ小麦粉に水を加えて練った固形のものを「餅(ピン)」と呼び、この餅(ピン)が次第に細長くなりうどんへ変化していったと言われています。

日本への伝来は諸説ありますが、約1200年前 唐(現在の中国)よりうどん製法を空海が持ち帰り、空海の故郷である讃岐(香川)を起点として、次第に全国へ広がったと言われております。

尚、うどんが現在の様に一般的に庶民に食される様になったのは江戸時代初期頃と言われています。(日清製粉株式会社 創食Club

 

 

うどんとは

うどんは小麦粉に水を加えて練り合わせ、めんに加工したものです。太さには幅広い種類がありますが、シコシコとした食感とコシのある食べ応えに人気がありますね。漢字では「饂飩」と表記します。
「冷麦」や「素麺」などの細いものや、「きしめん」のように平たいものも、うどんの1種類に含まれます。(全国製麺協同組合連合会 全麺連)

 

日本のうどんいろいろ

 ・稲庭うどん(秋田)

  350年の歴史を誇る「稲庭うどん」は、江戸時代の初期に稲庭地区小沢に住んでいた、佐藤市兵衛が、地元産の小麦粉を使って干しうどんを製造したのが始まりとされています。
なめらかな舌ざわりと、つるつるとしたのどごしの稲庭うどんは、この上なく上品と昔から食通の皆様の評価も高く、佐竹の殿様も当時の贈答品等としてご利用され好評を博しておりました。
江戸時代の有名な紀行家、菅江真澄の著書「雪の出羽路」にも稲庭うどんは美味しいとの記述があり、当時から「知る人ぞ知る」逸品でありました。(秋田県稲庭うどん協同組合)

 

 ・讃岐うどん(香川県)

香川の名物といえば何といっても本場讃岐うどん。全国的に大ブームですが、人気店は丸亀を含む中讃地域に多く集まっているといっても過言ではありません。丸亀には60店を超えるうどん屋があり、値段の安さ、手軽さから、昼時には大勢のお客さんでごったがえしています。11回は必ずうどんを食べるという人も多く、”うどんは別腹”といわれるように食事が終わった後や飲み会の後に食べる人もいます。土三寒六常五杯(どさんかんろくじょうごはい)と呼ばれる秘伝の塩加減と、昔ながらの職人技から生まれる手打ちの麺のコシ強さとのどごしの良さは、まさに天下一品。(丸亀市HP

 

・五島うどん(長崎)

「五島うどん」は、五島の風土に育まれ、歴史と伝統に培われた自然食品です。遣唐使の時代に、五島列島に伝わったと言われる五島手延うどん。
五島列島は、その昔遣唐使の寄港地で、東西文化の重要な中継点でもあったのです。
つまり、五島は中国をルーツとする麺伝来の路であり、日本の麺ロードの拠点でもあったのです。

(長崎県五島手延べうどん振興協議会)

 

・水沢うどん(群馬)

400年あまり前に、渋川市伊香保の水澤寺(水澤観音)の参詣客向けに手 打ちうどんが振る舞われたのが起源で、今でも、小麦粉、塩、 水沢の水だけを使って伝統の手法で作られ、強いコシと透明 感のある麺が特徴です。(群馬県HP

 

 ・日本三大うどんとは

  「三大うどん」には諸説あり、香川県の「讃岐うどん」、秋田県の「稲庭うどん」に加え、残りのひとつは、長崎県の「五島うどん」と群馬県の「水沢うどん」が有力候補と言われています。一口にうどんといっても「手打ち」「手延べ」といった製法や、形状、食べ方、つゆのだし、ゆで時間までそれぞれに特徴を持っています。日本全国をうどんで旅してみるのもいいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

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