おいしいけん四国
四国にはまだまだ美味しいものがある。海に囲まれた島の四国は、昨年メインで紹介させていただいたカツオやしらすなどの海産物の他にも、こだわりの食材がたくさんありました、
そんな食材との出会いを再び求めて、四国巡りの旅に出かけました。
高知県仁淀川町を訪ねました。
仁淀ブルーと言われている仁淀川の源流の美味しい水とこだわりの菌床を使用した、仁淀マッシュルーム『チェルキオ』の生産者さんを訪問しました。まず驚いたのが栽培している場所です。車一台がやっと通れる細い土道を登った場所にある旧校舎を利用して栽培していました。生産者さんは定年を迎え、一念発起しマッシュルーム栽培を始めました。ほとんど水分で出来ているマッシュルームは何よりも水が大事。仁淀川の美味しい水なら必ず美味しくなると信じてマッシュルームづくりをスタートされました。そんなチェルキオは噛んだらシャキッと歯ごたえ良く、濃厚な味わいです。「チェルキオ」を家族亭では天ぷらにして味わっていただきます。中々食べる事の出来ない国産マッシュルームをお楽しみください。
同じく高知県のきのこを巡って、横田えのきさんを訪問しました。
今では大手が主流になったきのこ栽培ですが、こちらの横田きのこさんはえのきに愛情をこめて栽培しています。横田えのきさんの大きな特徴は、高知県の海洋深層水を使用した独自の配合でつくる培地。こだわりの培地から育つ横田えのきは、とにかくシャキシャキとした食感が特徴です。現地では生でも食べてくださいと言われ、食べたことがないのでびっくりしましたが、本当にシャキシャキで違和感なく食べる事が出来ました。家計の助けにもなるきのこですが、こだわりの横田きのこはぜひ一度食べていただきたいです。天ぷらでシャキシャキ、お出汁でシャキシャキとお楽しみください。
さわさわと心地いい風を感じながら、車を走らせ向かったのは、香川県。
お目当ては「うどん」・・・。ではなく、そばうどんに欠かせない七味です。珍しい国産の七味を作られている方々がいるというお話を聞き、訪ねてみました。
作られている国産七味の名前は『香川本鷹』です。香川本鷹は唐辛子の品種の名前で昭和の中頃までは香川の特産品でした。輸入品に押され、生産量は激減。幻の唐辛子と言われるまでになりましたがこの香川本鷹を復活させるプロジェクトが平成18年に立ち上がり、栽培再開されました。天を衝くように成る香川本鷹。そもそも唐辛子がなっているのを見るのが初めてで、「すごい!」という言葉が思わずこぼれました。
育てるのも難しいとのことで、まだまだ収穫量は少ないそうですが、夢があるプロジェクトにワクワクしました。その香川本鷹は食べた瞬間はピリッと辛いですが、スッと口の中に広がり料理を引き締めてくれる爽やかな七味です。
家族亭のお出汁とお楽しみください。
また今回はそれ以外にも徳島県の畑名みそさんの甘酒、道後温泉で有名な道後ビールも
ご用意しています。
そしてもちろん四国の美味しいお魚もご用意しております。今年も四国フェアをお楽しみください。